食器洗い乾燥機は、使っている人に聞くと「めちゃくちゃ楽」らしいです。「食器を入れておくだけで後は全部機械がしてくれるから」です。

その人は、家を建てた時にシステムキッチンに初めから付いていたものですから、追加でお金はかかっていません。

食器洗い乾燥機は、よく節約に良い、水道代が劇的に節約できると聞きますが本当なのでしょうか?

ある節約に関する本を読むと、年間で1万円ほど節約できると書いてありました。それだけ節約できるのなら私も是非買いたいと思い、色々検証してみましたのでご覧ください。

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食器洗い乾燥機の電気代と水道代はこれだけかかる

すでにシステムキッチンに、食器洗い乾燥機が付いているご家庭の方は、今から言う本体代金の話は関係ないです。

食器洗い乾燥機を新しく買う事を想定します。3~4人のご家庭であれば、ミニサイズのものは買ってはいけません

食器点数(一度に洗える食器枚数)が、45点前後のものを選んでください。そうすれば、本体代金は60,000円位すると思います。

まずは、本体代金60,000円が必要になってきます。

さて、それでは、食器洗い乾燥機は電気代や水道代がものすごく節約できるらしいので、それは本当か?検証してみました

オール電化の家庭で食器洗い乾燥機を導入した場合

まずは、オール電化にしていて、蛇口から電気で沸かしたお湯が出てくる家庭の場合です。

食器洗い導入 オール電化
本体代金(10年割) 6,000円 0円
水道代 2,649円 10,403円
電気代 14,581円 10,376円
合計 23,275円 20,776円

私の家の場合もこれに当たります。結果として、食器洗い乾燥機を導入しても、わずかながら赤字になってしまいます。

毎年2,499円の赤字になります。(手洗いは、240日間だけお湯を使用)

確かに水道代は劇的に安くなります。が、逆に電気代が高くなってしまいます。まあ、電化製品ですあら仕方ないとは思います(乾燥モードは不使用)。

また、本体代金の60,000円を10年で償却するとしても1年に6,000円必要になり水道代の節約分も無くなってしまいます

*上記の計算で使用した指数
・電気代:通常時27円、湯沸かし13.1円(深夜料金)で240日使用、電気効率95%
・水道代:300円/m3(2017年6月の地域平均)
・本体代金:量販店での平均価格(消費税込み)、電気効率98%
・使用水量:食器洗浄機24.6ℓ/日、手洗い95ℓ/日

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ガスでお湯を沸かすご家庭で食器洗い乾燥機を導入した場合

蛇口から出るお湯を、ガスで温めている場合と比較をしてみました。都市ガスは大阪ガスの料金、LPガスは地域で最安値の会社の価格を使用しました。

食器洗い 都市ガス LPガス
本体代金(10年割) 6,000 0 0
電気代 14,581 0 0
ガス代 0 10,691 28,909
水道代 2,649 10,403 10,403
合計 23,275 21,094 39,339

ガスでお湯を沸かす場合は、LPガス(プロパンガス)を使用されている方は、非常に安くなります

が、ガス代が安い都市ガスの方は赤字という結果になりました。

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LPガス使用の家庭:16,064円の節約!

都市ガス使用の家庭:-2,181円の赤字

ただし、両方とも手洗いは240日間だけお湯を使用したとしています。

*上記の計算で使用した指数
・電気代:通常時27円、湯沸かし13.1円(深夜料金)で240日使用、電気効率95%
・ガス代:都市ガス196円/m3、LPガス530円/m3
・水道代:300円/m3(2017年6月の地域平均)
・本体代金:量販店での平均価格(消費税込み)、電気効率98%
・使用水量:食器洗浄機24.6ℓ/日、手洗い95ℓ/日

では、食器洗い乾燥機を入れて黒字になる人は、普段の使い方がどんな人でしょうか?電気使用とガス使用でいろんなパターンを考えてみました。

  1. オール電化でお湯を307日以上使う場合(お湯は深夜料金で温め)
  2. 電気代が普通(27円/kwh)で150日以上お湯を使う場合
  3. 都市ガス(196円/m3)でお湯を300日以上使う場合
  4. 都市ガスで240日使用だが、236円/m3以上する場合

*いずれも、水量は95ℓ/日、電気・ガス効率は95%としています。

食器洗い乾燥機の嘘と本当

食器洗い乾燥機を使用すると、年間で1万円近く節約できますよという記事を読まれたことはないでしょうか?それにはいくつかの数字のまやかしがあるのです。

全くの嘘ではありませんが、実際の使用では現実的ではない数字が使われているため、せっかく食器洗い乾燥機を購入しても赤字になってしまう事があるのです。

以下に、理想と現実のギャップを書きましたので参考にしてください

食器洗い乾燥器の節約術の嘘と本当

理想 現実
手洗いの場合の水量 130ℓも必要 95ℓで十分
食器洗い器のモード 標準モードのみ ハイパーモードも必要
  1. 手洗いで使用する水の量:手洗いの場合に使用する水の量は、1回で65ℓ必要だとされています。朝晩の2回で合計130ℓ必要という事になりますが、夜は確かに65ℓ程度必要ですが、朝はそんなに必要ありません。半分以下の30ℓで十分でした(私の実計測)。ですから、手洗いの場合の1日の水量は95ℓが現実的であると思います。
  2. 食器洗い乾燥機の電気・水道代:標準モードで使用した場合の電気代・水道代が用いられています。しかし実際の使用では、夕食後の使用は3回に1回くらいはしっかりモード(ハイパワーモード)で洗浄するのが現実的だそうです。カレーなどの油汚れやコップのシミを落とすためには標準モードでは不足だそうです(実際に使用している人の実体験)。その分水道代と電気代は高くなります。

食器洗い乾燥機で本当に節約できる人はLPガス使用の人

食器洗い乾燥機を買って劇的な節約ができる人は、LPガスを使っている人です。ものすごい節約ができますので、是非購入を検討してください。

60,000円という高価な買い物でも、4年で本体代金は回収できて、その後は年間22,000円以上の節約につながります

都市ガスの人も地域によっては節約になると思います。今回の私の計算では、大阪ガスの料金(基本料金も按分して)で計算しています。

オール電化の人で、「はっぴeタイム」を適用している人や、そもそも水だけでお皿を洗っている人は赤字なりますので注意してください。

ただし、使っている人の感想を聞くと「めちゃくちゃ楽」だそうです。節約にはならなくても楽を求めて購入するのならお買い得かもしれません

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