皆さんは、ほんの少しの工夫で、会社でもらう給料が5~6万円変わってくると言われればやってみようと思うでしょうか?

もちろん「やってみたい!」と言われると思います。しかし不思議なことに、わたしの会社の人は、その節約の仕方を教えても誰も実践しようとは思わないみたいです。全くもったいない話です。

教え方が悪いのかもしれません。今回は、この素晴らしい方法が上手く伝わればいいと思っています。

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まず皆さんは、上の表が何かご存知でしょうか?「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」といいますす。会社勤めの人が、毎月の給料から引かれている「厚生年金」と「健康保険」の金額を決定している表です。

この表は左上に(東京都)と書かれていますが、各都道府県別にあります。少し金額が違うだけでほとんど同じです。

別途「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」にPDF版がありますのでご覧ください。

さてそれでは、皆さんが貰っている給料から、どのように「厚生年金」と「健康保険」が引かれているか説明します。まず②番の「報酬月額」というのを見てください。

〇で囲った部分は「395,000~425,000」と書かれていますが、これは給料の「総支給額」の金額を当てはめてください。銀行に振り込まれる金額ではありません。給料明細書には「総支給額」の欄がそれに当てはまります。

もしあなたの「総支給額」が395,000~425,000円の間に入っていたら、あなたの等級は27等級です(①の欄には27と書かれていますね)。

次に③を見てください。ここで〇で囲った金額の23,698円が、健康保険料として引かれる金額です。折半額と書いてありますが、会社が半分払ってくれています。

そして④を見てください。ここで〇で囲った金額の37,273.10円が、厚生年金保険料として引かれる金額です。

健康保険料と厚生年金保険料の合計で60,971円の天引きになります。別途PDF版「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」を用意しましたのでご覧ください。

さて、それではどうやったら5~6万円も節約できるのかを説明します。

それは4,5,6月の3か月間の給料を、普段の総支給額より1等級低い金額に抑えればいいだけです。27等級ならば26等級の範囲に入る様にするのです。

そうすれば、その年の9月から来年の8月までの1年間は、26等級の「厚生年金料」と「健康保険料」で済む事になります。それで、どれくらいの差が出てくるかを27等級と26等級で説明します。

27等級では健康保険料として23,798円支払っていますが、26等級では21,964円で済みます。差額は1,834円になります。

同じく厚生年金保険料の支払いは37,273円が34,546円になり、差額は2,727円になります。

合計で4,561円になります。1等級変わっただけで、4,561円も引かれる金額が変わってくるのです。しかもこれは1か月の差額です。1年間では、なんと54,732円も差が出てくるのです。

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もう一つ別の等級で見てみます。20等級の給料で比較しています。20等級の総支給額の範囲は250,000~270,000円です。健康保険料は15,028円で厚生年金は23,637円です。

1等級下げて19等級にすると、それぞれ13,872円と21,818円となり、合計の差額は2,975円です。1年間にすると35,700円の差になります。

それではここで、「厚生年金料」と「健康保険料」の等級を決める「報酬月額」には何が含まれるのかを書きます。

  1. 基本給
  2. 能力給
  3. 技術給
  4. 役職給
  5. 免許手当等
  6. 家族手当
  7. 残業手当
  8. 通勤手当
  9. 財形補助金
  10. 食事手当

これくらいでしょうか?会社によって呼び方が違うのもあると思います。難しい言い方では、3か月以上の間隔を開けずに連続して貰える金額が該当します。

ほとんどの会社では毎月の給料の総支給額で良いと思います。逆に該当しないものは、ボーナスや臨時に貰える大入り袋などです。

ただし3か月毎にボーナスを貰っていれば該当します。4か月ごとに貰っているものは該当しないという事になります。

それでは具体的に、どうやって総支給額を下げればいいのでしょうか?私の給料を例にして説明します。

  1. 私は普段の総支給額は大体410,000円位です。その中で残業代は50,000円位です。
  2. 3,4,5月は残業を出来るだけせずに、残業代が35,000円までになるようにします。
  3. そうして4,5,6月の給料が395,000円未満(4,5,6月の3か月平均)になるようにします(ただし、ほとんどの会社は、4月の給料は3月の労働に対しての支払い、5月の給料は4月の労働に対しての支払いだと思いますので、残業代などを調整する月は、3,4,5月になります)。
  4. そうすれば1年間で55,000円ほど給料からの天引きが減ります。

ただし、普段よりも残業を控えますので、毎月15,000円分の残業代が減り、3か月の合計では45,000円くらい少なくなりますが、その分55,000円も得をするのです。

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もう少しギリギリの話をします。27等級上限ギリギリの給料424,900円を貰っていたとします。それを4,5,6月に貰う給料を26等級の上限ギリギリ394,900円まで給料を下げたとします。そうすると3か月合計で90,000円貰える額が少なくなります。

・・・が、健康保険と厚生年金の支払い差額は55,000円少なくて済みますので、90,000―55,000=35,000円手取りが少なくなります。それだったら普通に残業した方がよいと思うかもしれません。

確かに27等級上限ギリギリで給料をもらっていて、26等級上限ギリギリまで給料を落とすと、3か月で実質35,000円手取りが少なくはなります。

この技は万能ではありませんが、90,000円分もたくさん働いているのに、実際は35,000円しか貰えないと考えると損な感じですね。

私の場合は、とっても得です。6月からの仕事(7月の給料)は元の残業時間に戻して、27等級の給料をもらいます。しかも425,000円ギリギリまで残業時間が増える月もあります。

しかし、厚生年金と健康保険料は、2等級UPしないと見直しが行われません。ですので、425,000円未満の給料であれば26等級のままの天引きで済むのです。

私の場合は、1年間で仕事の偏りをわざと作って節約を成功させているのです。仕事の偏りを作るのには色々苦労しましたが、その辺の話は別の投稿で書きたいと思っています。

P.S.注意点を書きます。

  1. 今回の話では、3,4,5月の仕事(4,5,6月の給料)を26等級に抑えることを説明しましたが、その後の給料が28等級になってしまった場合、健康保険と厚生年金も見直しがされますので、2等級UPにならないように気を付けてください(3か月平均)
  2. 交通費や食費も総支給額に含まれます。月によって変動がある場合は注意が必要です。
  3. 月によっては、食事手当が付いていない時があると思います。それは、会社が出す食事手当の総額が3,500円未満の場合、給料明細に計上しなくても良いのです。総支給額に影響が出ますので注意が必要です。
  4. 交通費が2~3か月ごとに支給される場合や、交通費の明細書が別であったとしても、それは総支給額に含まれます。

どうだったでしょうか?わずかな工夫で数万円も給料が変わってきます。私はしっかりと管理して、毎年節約に成功しています。是非チャレンジしてみてください。

仕事の工夫の仕方に関しては、私の投稿「出来ない同僚・出来ない上司がいたからこそ儲け話が花咲いた」に書いていますので、ぜひ見てください。

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